テポドン2号の先端部に“覆い”

2009.3.26



 NBCテレビがテポドン2号の発射台での様子を報じました。先端部分がクレーンで支持された覆いがかけられているということです。該当部分の原文は以下のとおりです。

According to the U.S. officials, while two stages of the missile can be seen, the top is covered with a shroud supported by a crane.

 この覆いの意味ですが、先端部分を隠すためか、まだ3段目が設置されていないので、機体を外気から保護するためのいずれかだと考えられます。つまり、1日で組み立てが終わらなかったので、残りの作業をはじめるまで、覆いをかけたというわけです。もしそうなら、今日明日にも、この覆いが除去されるはずです。いずれにしても、打ち上げが近づけば覆いは外されるので、詳細はその時に分かるでしょう。

 他に、この記事には匿名の韓国情報機関のコメントとして、人工衛星ではなく、長距離ミサイルの打ち上げが4〜5日に行われると強く信じられるとの見解が紹介されています。しかし、根拠は示されていません。


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.