military.comによれば、今月打ち上げられたテポドン2号の航跡を追跡する際、ロバート・ゲーツ国防長官(Defense Secretary Robert M. Gates)は最も強力な洋上型のXバンドレーダー(Sea-based X-band Radar: SBX)を使いたいという米北方軍ジーン・レナート空軍大将(Air Force Gen. Gene Renuart)の要請を却下していました。
しかし、ゲーツ長官は、すでに多くの地上と洋上のレーダーとセンサーがこの追跡のために使われているという理由で、要請を却下しました。しかし、ミサイル防衛関係者はこの決定に不服なようで、記事には政権の決定に反対するコメントが載っています。最近までミサイル防衛局を率いていたヘンリー・オベリング退役空軍中将(Lt. Gen. Henry Obering)は、SBXレーダーはアジアに配備されているイージス艦やアラスカ州のコブラ・デーン早期警戒レーダー(Cobra Dane early warning radar)、航空自衛隊車力分屯基地(kmzファイル)に配備されている小型のXバンドレーダーよりも3〜4倍強力で、2008年2月に落下する人工衛星を追跡し、迎撃ミサイルを誘導したと主張します。