ワシントンに戻ったデビッド・ペトラエス大将(Gen. David Petraeus)が議会で証言し、商業船を守るために海賊よりも早く走って阻止する方法は効果的ではないと述べました。大将によれば、各国が警備している海域はテキサス州の何倍もあり、海軍の能力で警備しきれないのです。国防総省は別の方法を検討していますが、まだ正式な計画は決まっていません。大将は下院委員会の質問に答え、「武装警備員に満たない防御的な備えは機能します。放水ホースは襲撃をより難しくします。海賊がRPGを装備していれば、放水ホースは効果がありません。だから、この見積もりを元にして別の方法を考えなければなりません」と、述べました。大将によれば、海軍は海運業者に「海賊が接近した時、船の速度をあげるのは効果があります。回避行動をとるのは、なおよいです。出航前に海賊が船にあがるのを可能にするハシゴを取り外すなら、もっとよい効果を得られます」と助言しています。ペトラエス大将は遠回しに武装警備員を乗船させるべきだと述べているのです。海運業界は船を武装することは、一部の港から寄港を禁じられる可能性があるため、我慢しています。米海運会議所の代表ジョー・コックス(Joe Cox)は「輸送船に武装した警備員を乗船させるのは、海賊が銃撃戦を期待しているのなら暴力を助長する恐れがあります。2週間前なら、答えは『船に銃は置かない』と答えたでしょう。現在の対応は『議論をしよう』です。これはその指示に従うことを強力に支持していません。しかし、現在の状況下では、我々は何かがなされなければならないことを知っています。」と述べています。