military.comによると、イエメンの治安軍がサウジアラビアの男をイエメンとサウジのアルカイダ細胞に資金を提供していた件で逮捕されました。
サウジ人のハッサン・フセイン・ビン・アルワン(Hassan Hussein Bin Alwan)は両国内でのテロ攻撃に資金を調達し、両国内で最も大口で影響力を持つ資金提供者とみられています。ワシントンのイエメン大使館は、この逮捕が国際テロ資金調達のシステムを解明するのに役立つと述べました。
記事は短く、嫌疑の内容やその信憑性までは不明ですが、アルカイダへの資金提供ルートに謎が多いだけに、捜査がどのように進むかに関心が湧きます。今後もこの事件に注意を払っていきたいと考えます。サウジやイエメンでもアルカイダ関係のテロ事件が起きているはずですが、あまり報道されません。特に、サウジの王室はオサマ・ビンラディンを追い出したことや、アメリカとビジネス上の結びつきが深いことから、イスラム至上主義者の攻撃対象になっていますが、既存のイスラム政府機関に対する攻撃はあまり報じられません。アルカイダに関しては、分からないことが多すぎるのです。