military.comによると、アフガニスタン人のほとんどが米軍の駐留を支持するという世論調査が発表されました。
調査は12月11日〜23日まで、1,534人の成人のアフガン人を対象に行われました。この調査はABCニュース、BBC、ARDドイツTVが合同で行い、今回が5回目です。誤差はプラスマイナス3%です。
アフガン人の10人中7人が米軍が駐留することに賛成し、61%は現在進行している37,000人の米軍とNATO軍の増派を支持しています。しかし、戦いが激しい南部と東部では、支持は急落します。全国的に10%がタリバンを支持しますが、南西部ではより高い27%がタリバンを支持しています。10人中7人が、自分たちの国が正しい方向に向かっていると考えており、この数字は2009年1月から30%上昇しました。今年は自分の生活がよくなると考えるアフガン人は1年前から20%上昇し、71%となりました。次の世代がよりよい人生を過ごすと考えるアフガン人は61%です。しかし、紛争が激しい、南部のヘルマンド州などでは、支持は低くなります。全体で42%のアフガン人がタリバンの暴力を批判し、1年前よりも27%上昇しました。17%はアメリカとNATO諸国、アフガン政府、アフガン軍を批判し、これは1年前から36%下落しました。
ちょっと信じられないほどよい数字で、にわかには信じられません。これほど米軍が支持を得ているのなら、なぜ大規模なデモ行進が起きるのか、誰もタリバン掃討に立ち上がらないのかが理解できません。南部の州の数字が記事に書かれていないことも不満です。これは戦闘が起きている地域が少なく、平穏な地域が多いためかも知れません。この記事だけでは結論は出せそうにありません。