トップページ 過去のニュース解説の目次
11月のニュース解説
2010.11.11
military.comによれば、月曜日に南カリフォルニア沖でミサイルの飛翔らしい映像をテレビ局KCBSのヘリコプターが撮影し、CBS Newsのウェブサイトに掲載されました。
海軍、空軍、国防総省と北米航空宇宙防衛司令部の広報官は、彼らがロケットを示すように見える映像を調査していると言いました。現時点て、この飛行機雲が何かについて国防総省は説明できていません。
CBS Newsによると、国防総省はこの地域でミサイルの打ち上げは行われていないと言いました(記事はこちら)。また彼らは、おそらくカメラアングルや風、その他の環境的要因が作り出した航空機の飛行機雲だろうと言っていますが、専門家が調査中です。
ここまで書いてからCBS Newsを見たら、やはり飛行機ということで結論が出たと報じられていました。下の映像を見てください。(記事はこちら)
民間のものであっても、ミサイルのような装置を打ち上げるなら、北米航空宇宙防衛司令部に連絡しない企業はありません。そうしないと、ミサイルが米国内を飛んでいると警報が飛び交い、大騒ぎになるからです。アマチュアのミサイルマニアが打ち上げた可能性もあります。しかし、本当にミサイルなら、レーダーで撮影されているはずです。
私は、映像に見える飛翔体は、遠目に見えるものとしても、ミサイルとしては遅すぎるように思いました。
空を撮影した映像の問題は映像に、大きさを比較するものが写り込まないということです。UFOを撮影したとされる映像に、「UFOが動いている」という目撃者の声が入っていても、映像の中のUFOが動いて見えても、それは目撃者の錯覚や手ブレが原因で星を撮影しただけの映像かも知れないのです。物事は、見方によって違って見えるということです。これは尖閣諸島の事件で、我々が学ぶべき問題です。