military.comも北朝鮮による延坪島砲撃を報じていますが、目新しい情報はありませんでした。他のメディアを見ても、思ったよりも情報が少ないのに驚いています。
記事はすでに報じられている内容の繰り返しです。新しい情報は延坪島の人口が1,200〜1,300人であることくらいです。
韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が韓国軍海兵隊の延坪部隊駐屯地を狙ったと報じました。最初の一発が内務班に着弾、延坪部隊駐屯地内事務室や倉庫、訓練場が攻撃を受けたと書いています。
中央日報は金正日総書記が死亡したとの説まで流れていると報じています。これは有事につきもののデマです。また、北朝鮮が発砲した場所はゲモリ海岸砲基地で、韓国軍はここへ反撃したとのことです。白翎島(ペクリョンド)付近の海岸砲基地でも発射態勢をとる動きがあり、韓国軍が態勢を強化しています。
すでに着弾地点や発砲した場所が地図で示され、報じられていると思いましたが、朝一番の記事には含まれていませんでした。それが分かれば、さらに詳しい情勢分析ができたので残念です。
この砲撃は正規軍の軍事行動にはあり得ないゲリラ的攻撃です.これは北朝鮮が経済的に追い詰められていることを示します。韓国やアメリカへのメッセージであると同時に、中国に暴発をほのめかして、支援を得るための工作です。白翎島への砲撃は恐らくないでしょう。