今回の選挙の結果、民主党は委員会内で主要な防衛の論客を失いました。military.comが、これがアメリカの安全保障問題に与える影響について報じました。
33年間、下院軍事委員会の常連だったアイク・スケルトン(Ike Skelton)を含む同委員会の民主党議員、少なくとも10人が失脚しました。この結果、強力主流派の防衛の優先事項である、軍事支出の増加、ミサイル防衛の重要視、アフガニスタン撤退期限の変更、グアンタナモベイ収容所閉鎖の断念との戦いが残ることになるでしょう。この変化は「聞かない・言わない政策」撤廃が今年は実現せず、来年は立法の支援がまったくありそうにないということを意味します。
下院軍事委員会の議長になる立場になったカルフォルニア州のバック・マッケオン下院議員(Buck McKeon)は、両院の委員会の共和党議員は、現在の主流派の政策で重要度が落ちない法案を通過させることを約束していると言いました。聞かない・言わない政策を撤廃する推進力だったパトリック・マーフィー(Patrick Murphy)の落選は、下院の民主党議員と同性愛者の権利団体を落胆させました。
ミズーリ州選出で78歳の保守的な民主党議員スケルトンは、この春に聞かない・言わない政策撤廃に反対し、近年の防衛予算の改革については共和党と共に行動しました。彼の対立候補、共和党議員のビッキー・ハーツラー(Vicky Hartzler)は、彼の選挙区のために防衛以外の仕事を行い、オバマ大統領の経済政策を支持しました。
選挙はスケルトンの後任も失わせました。海軍力小委員会を率いるミシシッピー州選出のジーン・テイラー下院議員(Gene Taylor)、監視小委員会を率いるアーカンサス州のヴィック・スナイダー(Vic Snyder)は再選に失敗しました。準備委員会議長のソロモン・オーティス下院議員(Solomon Ortiz)は約800票で落選しましたが、再集計が行われるかも知れません。締め切りの時点では空軍・陸軍小委員会を率いる、ワシントン選出のアダム・スミス下院議員(Adam Smith)がリードしていました。
下院退役軍人小委員会の民主党議員少なくとも7人が再選に失敗し、2人以上が引退しています。
記事から民主党議員の落選に関する情報を抽出しました。
下院では燦々たる状況となりました。米議会は立法に関しては上院と下院が同じ権限を持ち、両院が承認しない限り法案は成立しません。それだけに、これは民主党に不利な状態です。記事が指摘するように、これは同性愛差別撤廃に最も大きな影響を与えます。私はアイク・スケルトン議員までが落選しているとは思いませんでした。
時間がないので、これまでにします。