military.comによれば、パキスタン北西部の民兵がタリバンがパキスタンから侵入するのに手を貸しています。しかし、これは金次第の関係です。
マタニ市(Matani)の近くにいる最大の民兵指揮官、ディアワル・カーン(Dilawar Khan)は、当局からより多くの金と武器を得ない限り、警察と協力するのは止めると警告します。「再三、タリバンは我々と連絡を取り、立場を変えるように訴えました」とカーンは言います。もう1人の民兵指揮官は、彼の住居を襲撃し、彼と窃盗と権限逸脱で告発した警察と争って監禁されています。ペシャワール市から12マイル(20km)で、パキスタン北西部で最大の都市マタニでの経験は、アルカイダとタリバンに対抗する代理人を使うことの利点を示しますが、落とし穴もあります。イラクでは同種の部隊が、アルカイダやその他のスンニ派武装勢力グループに対してスンニ派が立ち上がったとき、戦争の分岐点を作ったと思われました。こうしたイラクのスンニ派の多くは、現在彼らはシーア派の指導者によって過小評価されていると感じています。
時間がないので記事の後半は省略しました。
民兵組織は常にこうした問題を抱えています。イラクの民兵組織「イラクの息子」は給料の遅配などの問題を抱えており、民兵が武装勢力に戻ってしまう危険を抱えています。パキスタンにおいても、こうした問題が常に存在します。
さらに、パキスタン政府自体も不安定なので、こうした環境下では安定した治安など望みようがありません。それでも、アメリカはこうした状況を維持するためにパキスタン政府に金を渡して、武装勢力を養うことになるのです。本来、こんな形の戦争はするべきではないというのが兵法の基本です。それをしなければいけない状況に追い込んだのは、アメリカ自身だいえます。