military.comによれば、2011年までに、米陸軍は海外派遣の期間を12ヶ月に、再派遣までの期間を24ヶ月もしくはそれ以上に引き戻します。
これは3月16日の米下院軍事小委員会で、ピーター・W・キアレッリ大将(Gen. Peter W. Chiarelli)が明らかにしました。しかし、航空部隊のような専門職に関しては、さらに遅れるかも知れません。これは陸軍にとって2011年のための中間目標です。米陸軍では、派遣期間と帰還期間の比率を「Dwell」という言葉で表現しています。12ヶ月の海外派遣に対して24ヶ月の帰還ならば、「Dwell」は「1:2」だと表現します。この記事のタイトル「Army to Reach 1:2 Dwell in 2011」はそういう意味です。
最終的には帰還期間は30ヶ月にする予定と、かねてから言われています。今のところ、この目標に向かって順調に進歩しているようです。言うまでもなく、これは戦闘ストレスによるトラブルへの対策です。今後、兵士のPTSDや薬物・アルコール中毒が減るかどうかに注目していかなければなりません。戦闘ストレスを低減させるには、兵士を一時的に戦場から離して、休養させるしかありません。休養期間を増やしても駄目なら、派遣期間を短縮する必要があるかも知れません。