記者殺害のビデオは見つからず

2010.4.8


 military.comによると、米陸軍はロイター通信社の社員を殺したところを撮影したビデオ映像が見つからなかったと発表しました。

 米軍の中央軍広報官ジャック・ハンズリック海軍大佐(Navy Capt. Jack Hanzlik)は「我々にはビデオ映像を(中央軍で)やイラクの上級司令部で保持する理由がありません。我々は調査が行われた部隊からビデオ映像を回収しようとしています」と電子メールで回答しました。軍当局者はビデオ映像が本物であると考えると言いましたが、公的にそれを認める前に、映像と音声を軍が保有するビデオ映像と比較する必要があります。

 部隊でもビデオ映像が見つからないと万事休すです。これ以上の追求はできないということになるでしょう。ビデオ映像は本物らしいが、確証は取れなかったということで話は終わります。とりあえず、映像の確認が取れるかどうか、結論に注目しましょう。


 もう一件、別件を追加します。先日、次世代主力戦闘機の費用は1機、9,500万~1億1,300万ドルになるという見通しが米議会から出たばかりですが、木曜日に議会に提出される詳細な取得報告によれば、この数字が劇的に上昇するとmilitary.comが報じました。F-35の平均コストは、アメリカが購入する2,457機がすべて作られる時点で、2002年に計画が指導したときの6,200万ドルから1億1,550万ドルへ上昇するかも知れません。この数字にはインフレを含めていません。インフレを加味すると、1機あたり平均1億3,360万ドルになり、修正見積もりが6月に出る頃には1億5,000万ドル以上になるかも知れません。というわけで、現在の為替レートで計算すると日本円では140億円程度となります。F-35の製造費用は上がる一方です。


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