military.comによると、3月26日に爆発して沈没した「天安」から魚雷を製造するのに用いられる「RDX」が発見されました。
化学物質は船の煙突と現場の砂から見つかりました。調査団の共同広報官ムン・ビョンオク海軍少将(Rear Adm. Moon Byung-ok)は「機雷は魚雷と同様にRDXを使うので、我々はどちらが原因かを決定するのにさらに調査する必要があります」と述べました。キム・テヨン国防相(Defense Minister Kim Tae-young)はRDXはTNTとTORPEXのような爆薬と混ぜ合わせられる強力な高性能爆薬で、第二次大戦以降、すべての国の軍事と産業分野で使われてきました。
こちらも、判断にはもう少し時間が必要です。国内報道ではRDXが魚雷にしか使われないような印象を与える記事もありますが、機雷にも使われています。機雷なら前方で接触する可能性が高く、全部が大きく壊れるとも言えますが、被害を大きくするために、船体の真ん中付近で爆発するように工夫された機雷だったという可能性もあります。状況証拠は重要ですが、それだけで断定すると間違えることがあります。「天安」の破損状況はいかにも魚雷によるものと思えますが、やはり慎重に考えるべきです。