military.comによると、活動を停止していたシーア派武装組織「マハディ軍」が復活しつつあります。
2年前に分裂と取り締まりによって活動不能になったマハディ軍は、市街戦の戦闘力をイラクの議会選挙で最も勝ったシーア党に加えて、静かに再編成を始めました。ムクタダ・アル・サドル師(Muqtada al-Sadr)に忠実なマハディ軍は、米軍が2011年12月31日に設定した撤退期限を越えるならば、米軍を攻撃するとほのめかしています。サドル師は2008年にハマディ軍を解散しましたが、彼の広報官サラ・アル・オベイディ(Salah al-Obeidi)は公式に復活したとAP通信に話しました。4月23日に彼らの礼拝所を爆弾で攻撃された後、サドル師はイラク軍を援助すると申し出ました。マリキ首相はこれに回答していません。
時間がないので、記事は冒頭だけを訳しました。以前に、イラクやアフガニスタンの撤退が進んだ時点で、マハディ軍が活動を再開するのは、アメリカにとって打撃になると書きました。イラクの内乱は、スンニ派がアルカイダに協力するのを止めたのと、マハディ軍が解散したことで終息しました。つまり、マハディ軍が活動を再開すれば、再び米軍との武力衝突が増え、スンニ派と対立して抗争が激化する恐れもあります。記事の最後に、彼らの能力はなによりより大きく「分裂」していること、アメリカ人は再編成の兆候をほとんど見ていないことから、懸念を重要視していませんが、スンニ派の政治家サリム・アブドラ(Salim Abdullah)は、民兵がイラク軍と警察の役割を果たし始めると「カオスが生じる」と警告すると書いてあります。私もこの状況を非常に懸念します。米軍は単にマハディ軍の再編成を認めたくないだけではないかと思うのです。こうした希望的観測は非常に危険です。再びイラクの動向に注意が必要です。