military.comによると、同じ部隊の米兵5人がアフガニスタンの民間人3人を殺害したと陸軍広報官が発表しました。
ジェレミー・モルロック技術兵(Spc. Jeremy Morlock)は、計画殺人3件と暴行1件で起訴されました。ルイス・マッコード合同基地の広報官タマラ・パーカー中佐(Lt. Col. Tamara Parker)は、5人が起訴できる十分な証拠があると言いました。2番目の兵士はクウェートで監禁状態にあり、他の3人はアフガンで部隊に配置されたままです。5人はワシントン州にある第5ストライカー旅団戦闘団第1歩兵連隊第2大隊B中隊に所属しています。モルロック技術兵は2009年7月に不朽の自由作戦を支援するために派遣され、木曜日にワシントン州に戻り、金曜日に起訴されて、公判前の監禁下に置かれています。モルロック技術兵は、1月から5月までの間にアフガンのラムロッド前進作戦基地とその周囲で起きた、3件の異なる事件に関係した件で起訴されました。パーカー中佐はこれ以上の詳細は持っていないと言いました。第5ストライカー旅団戦闘団は調査を継続しています。計画殺人の最高刑は終身刑か死刑ですが、軍検察官は死刑を求刑するかどうかはまだ決めていません。パーカー中佐はモルロック技術兵の弁護人に声明を出すか尋ねましたが、答えをまだ受け取っていないと言いました。
事件の詳細が分かりません。被告の弁護人が声明を出せないのは、事件が調査中であり、現段階では何を言うのが最善かが分からないためでしょう。検察官が求刑を決めていないのも同じです。
注目できるのは、この事件がマクリスタル大将の新方針の下で起きたことです。民間人の犠牲を減らせと命じているのに、兵士が計画殺人を行ったのです。しかも、3回も起きています。これはオバマ政権の政策にも打撃を与えます。大統領がアメリカはイスラムの敵ではないと宣言したのに、米兵が謀殺を行ったのです。よって裁判では、この点が強調されるはずです。刑罰は軽いものではないでしょう。
時期に事件の詳細は明らかになるでしょうが、どのような内容かが非常に気になります。