アフガニスタンで戦死者が増加しています。米陸軍で、自殺者には、より危険な行為がみられることが分かりました。
military.comによれば、アフガンで爆発によって3人の米軍兵士が戦死し、7月は少なくとも63人の米軍兵士が戦死し、9年間のアフガンでの戦争で最多となりました。先月は合計で104人の国際部隊の兵士が死亡し、米軍兵士は60人でした。
military.comによれば、米陸軍の報告書は、自殺した兵士の記録に、飲酒運転や薬物乱用のようなリスクの高い行為がみられると書いています。昨年、陸軍は160人が自殺し、過去最高となりました。この数字は民間人の自殺を2年続けて上回りました。2009年には、さらに146人が、殺人、薬物の過剰摂取、その他の陸軍がリスクの高い行為とする理由によって死亡しました。昨年は1,713人が自殺未遂を行いました。
米陸軍が予想したとおり、アフガンで戦死者が増加しています。イラクで、こうした現象が起きるようになったときは、もっと強く問題視されたように思いますが、すでに戦争に慣れっこになってしまったようです。イラクでは最大で1ヶ月で140人近くが戦死したことがあります。オバマ政権は武装勢力に勝つために増派を承認したのですが、このように、特に成果もなく、単に被害が増えるだけです。こうなることは、私が事前に指摘していました。こうして、被害を出さないと、アメリカでは撤退を支持する方向へ流れません。愚かな話ですが、負けを認めたくないという自意識が原因です。
自殺の報道で驚くのは、自殺と自殺未遂の比率です。自殺者の10倍くらいの兵士が自殺未遂をしています。1人の自殺者の背後には10人の自殺志願者がいるのです。これは自殺者の数だけ見て判断してはいけないことを示しています。