無人偵察攻撃機の墜落数が明らかに

2010.7.8


 military.comによると、イラクとアフガニスタンで少なくとも39機、アメリカ国内で9機の無人偵察攻撃機が墜落しました。

 米空軍はプレデターとリーパーの墜落数の増加は、使用の増加に関連があると言います。一方で、事故の発生率は下落しています。調査社は、同時多発テロ移行、無人機の使用を急いだためと主張します。空軍は無人機を何年も使ってきましたが、これに空爆の能力を与えるのは目新しいことでした。「無人機は戦争に使われるようには設計されませんでした」と、空軍無人航空機システム・タスクフォースのトラビス・バーティン空軍中佐(Lt. Col. Travis Burdine)は言います。「我々は問題のいくつかを解決する贅沢ができませんでした」。地上のオペレーターと通信する一部の電子部品は、無人機を使う初期においては、家電販売店で買った物を無理に取り付けたものでした。ある無人機は燃料切れで墜落し、別の無人機は2つのスイッチを混同して墜落しました。現在は無人機を製作する「General Atomics Aeronautical Systems」の役員であるトーマス・J・キャシディ・Jr退役海軍少将(Rear Adm. Thomas J. Cassidy Jr.)は、無人機が数年前よりはずっと多くの時間を飛行していると言います。「飛行時間は沢山あります」「一部は撃ち落とされます。一部は悪天候に突っ込みます。一部は、人がおかしなことを無人機にします。しばしば、それは単に燃料切れになります」。


 軍事の常で、都合が悪い話は、必ず後になって分かるのです。無人攻撃機に空爆機能を付け足したときに、こんな初歩的な問題が起きていたなんて誰も知らされていなかったはずです。新兵器が導入される場合、故障や欠陥は、特に大きな事柄でない限りは表に出ないものです。それが今になって、言い訳じみた話を聞かされても白けるばかりです。だから、新兵器の話を聞くときは、用心しながら聞くことです。

 それから、今回報じられた数は空軍のだけで、CIAの分は入っていないはずです。この分野はまだ闇の中です。


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