「WikiLeaks」レイプ疑惑騒動の疑問

2010.8.24

 military.comによれば、スウェーデンの検察官は、「WikiLeaks」創始者のジュリアン・アサンジ(Julian Assange)に対するレイプ容疑の取り扱いについて、逮捕状の交付と1日後の撤回において間違いはなかったと主張しました。

 スウェーデン検察当局は、アサンジへの逮捕状を撤回したのは、金曜日遅くに逮捕状を発行した当直の検察官よりも高位の検察官で、詳細な情報を得ており、そのために異なる評価を下したとしています。しかし、新しい材料が何であるかは明らかにしませんでした。しかし、どちらの検察官も間違いはしていないと断言しました。

 スウェーデンの司法監視グループ「RO」は、当直の検察官が十分な情報なしに決定を下したという不満を検察に提出しました。


 最初に事件を聞いたとき、逮捕状を発行した検察官が事実を誤認したか、偽の情報を得たかという推測を立てたのですが、この記事を読むと、あるいはそれが真相だったかと考えました。

 日本でも、恋人にふられそうになった人が相手を強姦で告発することがあります。届けがあれば警察や検察は動かざるを得ず、そのために誤認逮捕が起きることがあります。犯罪に関わる情報は警察と検察のどちらが得ることがありますが、この事件では警察は関与していないようです。しかし、当直の検察官がミスをしたのではないとスウェーデン検察が言うのなら、真実と考えられる情報があったということになります。その後、さらに情報を検討したところ、たとえば、事件当時にアサンジはスウェーデン国内にいないといった、決定的な事実が明らかになったなどして疑惑が晴れたのだと考えられます。

 私はこの偽情報がアメリカの情報当局が流したのではないかと疑っています。


 

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