military.comが、スターズ・アンド・ストライプス紙に詳しく掲載された海兵隊司令官ジェームズ・コンウェイ大将(Gen. James Conway)が同性愛差別撤廃に関する意見を報じました。
昨日のmilitary.comの記事にも、コンウェイ大将が同性愛差別撤廃について語るのが簡単に紹介されていました。近く退役する予定のコンウェイ大将は、今回が最後の記者会見になるとみられています。
コンウェイ大将は、非情に信仰心が厚い隊員は同性愛者と一緒に暮らすことを強制されないかも知れないという見通しを語りました。海兵隊には2人で1室に同居する伝統があります。また、コンウェイ大将は「我々は故意に遅らせたり、実施を遅らせたりしていると見られることはできません。我々はそうしなければならず、法律が変われば、実施して、どんどん進めていきます」。
もっと長く訳するつもりでしたが、時間がなくなり、最小限にとどめました。
差別撤廃後は、同性愛ではない者が同性愛者と同室に割り当てられる可能性があり、それが本人に苦痛を与える可能性が問題視されていました。特にキリスト教を深く信仰する者にとっては、教会が存在を認めない同性愛者と同室になるのは苦痛だというわけです。
そういう人は特例として、配慮するということです。スタートとしては、これでも悪くないでしょう。これが既成事実としない限りは、現状からしてやむを得ません。そういう意味では、コンウェイ大将の発言は海兵隊も準備は済んでいるということの宣言と思われました。