military.comによれば、アーリントン軍人墓地で、墓を掘り起こして遺体を確認する作業が2件行われました。
6月に問題が発覚した後、国防総省当局は約1,100の家族から問い合わせを受けました。先月末、陸軍2等軍曹の未亡人からの要請で、夫の棺が掘り起こされました。遺体は別人のものだったので、当局は近くの墓を掘り起こし、女性の夫を見つけました。もう一つは、昨日紹介したヒース・ワーナー一等兵(Pfc. Heath Warner)で、本人と確認されました。広報官は、墓を掘り起こす要請は他にはないと言いました。国防総省は最初、3体の遺体が間違った場所に埋葬されていたと言いましたが、後に2体へ修正しました。
墓地の地図に記載されていない墓が多数あったものの、実際に掘り起こしたのは僅かだったようです。疑問を感じた家族や納得した家族の、それぞれの理由が知りたいですね。
アーリントン墓地の公式サイトによると、葬儀は週末を除いて、毎週、通常5件行われています。つまり、1日1件です。葬儀が多くて間違えるわけではないのでしょうから、原因は別のところにあるのでしょうね。輸送中、埋葬時、墓地のデータ管理、いずれの段階で問題が起きているのかが問題です。陸軍から墓地へ正しく書類が渡っても、輸送時に他の棺と間違えられるのか、単にデータ入力の問題なのかを知りたいところです。
なお、昨日の記事ではワーナーの階級は二等兵(Pvt.)でしたが、この記事では一等兵(Pfc.)となっています。英語で、二等兵は「private」、一等兵は「private first class」であるため、しばしば混乱が生じます。