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９月のニュース解説
2010.9.8
民主党・小沢一郎氏の「沖縄には、海兵隊は常時２千人しかいない」という発言について、テレビで発言を小沢氏の発言を観た方から指摘を頂きました。
それによれば、「在沖米海兵隊（司令部中心の）８千人がグアムへ移転すれば、残るは２千人ぐらい」という主旨だったようです。つまり、小沢氏はグアム移転後の話をしたのに、産経新聞は現状の説明だと報じたわけです。
産経新聞の報道は、ほとんど恣意的とも言える誤報であったことになります。非常に嫌なものを感じます。政府筋の言い分を受けて、新聞記事の形にして報じたのなら、それは百年前のアメリカのマスコミの姿と同じです。少なくとも、現在のアメリカのマスコミは、こうした状況を打破して、報道の独立性を確立しています。残念ながら、日本はそこまで進歩しておらず、マスコミが政府筋の情報を喜んで報じているといわれています。そのために、政府が機密費を使ってマスコミを接待するという実状があるほどです。
