military.comによれば、アフガニスタン北部のタリバン兵50人が武装解除に応じ、政府側の軍隊に加わりました。
クンドゥズ州(Kunduz province)の警察本部長、アブドル・ラーマン・セイドケイリ(Abdul Rahman Sayedkhaili)は、一度に10〜15人の戦士がここ数ヶ月態度を変えましたが、火曜日には50人の戦士が政府側の軍隊に加わりました。イマン・サヒブ地区(Iman Sahib district)のタリバンはアフガン軍と連合軍から強烈な圧力を受けていました。アフガン北部の警察指揮官のダオード・ダオード将軍(Gen. Daood Daood)は戦士が立場を変えたことを認めました。
タリバンの広報官ザビウラ・ムジャヒッド(Zabiullah Mujahid)は、立場を変えたタリバンの報告はないと言いました。彼は、かれらがそうしたとしても、冬の始まりのためか彼らの戦術の一環で、一時的なものにすぎないかも知れないと言いました。彼はアフガン北部では3,000人以上のタリバン兵が活発に戦っていると言いました。
50人のタリバン兵が、低レベルのタリバン兵が戦場を離れるよう誘い込むアフガン政府の新しい再統合プログラムの一部となるかは不明です。
ムジャヒッド広報官が言う理由よりは、単なる投降と考えた方が間違いなさそうです。この地域のタリバン兵が戦いを続けられなくなり、一部が投降しているのでしょう。
アフガン北部全体でどれだけのタリバン兵が投降したかは記事に書かれていませんが、多くて5%程度でしょう。これくらいなら、まだ戦闘に影響は出ません。今後、こういう動きが広がるかどうかがポイントです。つまり、今回の大量離脱がさらなる大量離脱の始まりかどうかです。