military.comによれば、中国共産党の機関紙「人民日報」は撃墜されたF-117から得た技術を自身のステルス戦闘機計画に用いたことを否定しました。
中国は航空機がすべて自国の設計であるとし、「the Global Times」が中国が1999年にセルビアで撃墜されたF-117から技術を得たことを否定しました。「外国メディアが中国の新しい秘密の軍事技術を中傷するのはこれが初めてではありません。こうした憶測に反応することに意味はありません」と人民日報は当局者の言葉を報じました。記事は、連邦判事がB-2爆撃機のステルス技術を中国に売ったエンジニアが禁固32年を宣告された翌日に、中国がF-117の技術を使ったと断言されたことに異議を唱えました。(その裁判の記事はこちら)
ステルス技術の盗用があったかどうかに関係なく、中国はそれを否定するでしょう。何にせよ、捕獲した兵器の技術を奪うのは、珍しくないことです。日本も太平洋戦争中に捕獲した米軍のジープから四輪駆動車を開発しようとしましたが、計画は終戦により中断されました。ソ連は不時着したB-29を解体して、ソ連初の大型爆撃機を開発しました。こうした盗用を認める国はまずないのです。