イラクが自国の空域を管制へ

2011.10.13


 military.comによれば、イラクは2003年以来、はじめて領空に対する責任を負いました。

 「2011年10月1日、米空軍はバグダッド/バラド空域の管理をイラク民間航空局(the Iraq Civil Aviation Authority・ICAA)に転換しました」と米空軍は言いました。「イラクの航空管制官は現在、イラクで最も多忙で、複雑な空域の全航空機の移動を管理しています」「この段階で、2003年以来初めて、イラクは国土の空域に対する航空管制の完全な責任を負いました」。


 短いものの重要な記事です。まだ、イラクには米軍が駐留していますが、やがて撤退する予定です。イラクが自国を管理するようになって、うまくやっていけることが証明される必要があります。イラクの文化からして、その可能性は残されています。アフガニスタンは、昨日のニュースでマクリスタル退役大将が言ったように、戦争目的の半分しか達成していません。それに比べればイラクでの進展はまだ余裕があります。しかし、すべてがイラク人の手に戻されてから、彼らが穏健なイスラム国として存続することを証明しなければなりません。これは外国に侵攻されたからではなく、彼らがイスラム過激主義に同調しないことを、自らの存在意義を賭けて証明するということです。スンニ派がアルカイダと受け入れないと決めてから、イラクでのアルカイダの活動は減っていきました。しかし、シーア派がイランと結び、イラク国内で活動する可能性もあります。各派の内情も様々で複雑です。単純に結論は出せません。



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