海兵隊基地の十字架が議論の的に
military.comによれば、ペンデルトン海兵隊基地に掲げられる巨大な十字架が、キリスト教が米軍で特別な地位を占めるのを助けているという無神論者グループから批判されています。
ペンデルトン当局は退役軍人の日に掲げられる13フィート(約4m)の十字架を調査し、十字架は単に個人の資格で行動した個人によって設置されたという声明を出しました。
十字架を設置した海兵隊員の一人、ジャスティン・レッテンバーガー2等軍曹(Staff Sgt. Justin Rettenberger)は、記念碑はイラクで死んだ仲間のダグラス・ジンベック少佐(Maj. Douglas Zembiec)、レイ・メンドーサ少佐(Maj. Ray Mendoza)、アーロン・オースティン伍長(Lance Cpl. Aaron Austin)、ロバート・ズーハイデ伍長(Lance Cpl. Robert Zurheide)を記念していると言いました。「我々は彼らすべてに、彼らが我々の心の中にいること、彼らは決して忘れなれないことを知って欲しいのです
」。全員は2004年にイラク、ファルージャにいた第1海兵連隊第2大隊に所属していました。
ウェストポイント卒のイラク帰還兵で、軍無神論者・自由思想家協会(the Military Association of Atheists and Freethinkers)の代表、ジェーソン・トロピー(Jason Torpy)は、ペンデルトンの海兵隊員が仲間を記念したことは理解しますが、基地の十字架は不適切だと言いました。「色々な意味で、これは賞賛に値します。彼らはおそらくキリスト教徒の友人を記念しています」「私は記念碑は設置した人と、記念する人たちには適切ですが、連邦の土地に歩み行って、それを行うことはできません」。
トロピーは、協会は通常この種の問題に関与しませんが、ペンデルトン基地にはメンバーが何人かいて、対応するように接触されたと言いました。「私の対応、私の汚れ仕事は、友人を信仰のやり方で記念するのは適切ですが、それはキリスト教の記念碑であり、連邦の土地にあり、一つの信仰に他を上回る特権を与えると言うことです」
。トロピーは、問題はペンデルトン当局が十字架を設置するのを禁じなかったことだと言いました。「私は悪者になりたくありませんが、立ち上がる者になる必要もありません。(ペンデルトン)は分別を持つべきでした」。
米軍において、キリスト教が何よりも重要なのは言うまでもないことで、それは米軍が登場する劇映画にも頻繁に描かれています。退役軍人碑に掲げられたキリスト教の旗や、十字架の形をした記念碑が問題になったことがあります。これらは当サイトでも取り上げてきました。
今回の問題は、これ以上大きくならないかも知れません。しかし、海兵隊は特に問題視しないという態度です。明らかにキリスト教寄りなのは間違いなく、今後もこうした問題が起きることは疑いの余地がありません。
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