NATO軍のパ軍誤爆は詳細が不明
NATO軍の攻撃ヘリコプターがパキスタン領内の検問所を攻撃し、パキスタン軍兵士25人を死亡させ、14人を負傷させた事件は、パキスタン軍が検問所を封鎖して抗議している事件は、情報がかなり不足しています。military.comの記事を読んでも,よく分かりません。(記事1・2)
国内メディアは「空爆」と書いていますが、爆撃だったのか銃撃だったのかは不明です。つまり、攻撃ヘリコプターのミサイルで爆撃したのか、バルカン砲で銃撃したのかは明確ではありません。「空爆」は元記事の「airstrike」を訳したものと考えられますが、「空爆」が爆弾を投下することを連想させるのに対して、「airstrike」は攻撃の起点が空中のものすべてを指すので、微妙に意味が違います。元記事には「firing」という言葉が使われていますが、これは銃弾だけでなく、ミサイルを発射する場合にも使われます。はっきりしないのはパキスタン軍が明言していないためでしょう。被害の規模からするとミサイルだったようにも思われますが、バルカン砲でもこれくらいの被害は出せます。
ヘリコプターが攻撃したのは2ヶ所の検問所で、検問所同士の間隔は約1,000フィート(約305m)でした。片方の検問所は2度攻撃され、死者の中には将校2人がいます。
パキスタンはカイバル峠のトルカム(Torkham)の検問所を封鎖して、抗議しました。ここは非軍事物資の約30%が通過する場所です。NATO軍は重要ではない物資の約80%を中央アジアのルートで運んでいます。弾薬のような重要な補給品はアフガニスタンの空軍基地に直接空輸されます。
まず、事件の状況を詳しく知りたいと感じています。そして、パキスタンがしばらくして封鎖を解除することは間違いがありません。それは、これまでに何度も繰り返されてきたことなのです。
|