ピステエワ技術兵の名前を司令部建物に命名
military.comによれば、米陸軍のフォート・ベニング基地の司令部の建物に、イラクのナシリヤで戦死したロリ・ピステエワ技術兵(Spc. Lori Piestewa)の名前がつけられることになりました。
アメリカ・インディアンのホピ族(the Hopi tribe)のピステエワ技術兵は2003年のイラク侵攻で戦死しました。
教会での記念式典の間に「訓練維持総司令部棟(the Directorate of Training Sustainment Headquarters Building)」という名前が「ピステエワ・ホール(Piestewa Hall)」へ変更されます。この建物には兵士の訓練を支援する「the Maneuver Center of Excellence」があります。中身は水、燃料、配給、輸送支援、装備品の訓練、医療支援を含みます。
27,000平方フィートの建物は、基地手の訓練を支援する98人以上の民間人と70人の管理労働者、運転手、医療技術者、燃料と弾薬を扱う兵を収容します。
ピステエワは死後、兵卒から技術兵に昇進し、名誉負傷章と戦時捕虜勲章を受勲しました。彼女の両親と子供たちは式典に出席する予定です。
非常に嬉しいニュースです。
当時上等兵だったピステエワは、負傷してイラク軍に捕まった後で救出されたジェシカ・リンチ上等兵(Jessica Lynch)の親友でした。ピステエワたちはイラク軍に包囲されて、逃げる途中でRPGの攻撃が原因で、乗っていた車が衝突しました。彼らはイラク軍により病院に収容されますが、ピステエワは亡くなりました。
ピステエワはイラクに派遣される前に負傷したことがあり、それを理由に、上官は派遣に応じるかどうかの判断を彼女自身に委ねました。ピステエワはイラクに行かなくてもよかったのですが、リンチが不安がっていたので、一緒に行くことを決めました。残念なことに、彼女はそのために亡くなったのです。
こうした経緯から、彼女が訓練を支援する建物の名前として残ることに反対する者はいないと思われます。
|