ハディーサ事件の責任者の裁判開始が決定

2011.12.30

 military.comによれば、2005年にイラクのハディーサ村(Haditha)起きた虐殺事件の被告、フランク・ウートリッチ2等軍曹(Staff Sgt. Frank Wuterich)の裁判が1月4日に始まることになりました。

 他の3人の海兵隊員に対して最初に出された殺人の起訴は取り下げられました。


 時間がないので、ごく簡単にだけ紹介しました。

 この事件は米海兵隊の分隊が、女性と子供を含むイラク人24人を殺害したものです。

 最初に、分隊はIEDによる攻撃を受け、それを仕掛けた武装勢力を追いかけて付近の家屋を襲撃し、その中にいた民間人を殺害したのです。兵士たちは武装勢力だけを殺害したと主張しましたが、被害者には寝間着姿の女性や子供などが含まれていました。

 海兵隊は戦闘の混乱で起きたことだとして、裁判をやりたがらず、裁判までの手続きは紆余曲折しました。ウートリッチへの起訴は取り下げられそうにもなりました。当サイトの記事を検索すれば、その展開を示す記事がいくつも見つかります。私も事件の詳細を忘れているため、今回は深くコメントしません。裁判が始まったら、過去の記事も見直しながら、事件がどのように総括され、裁判が行われるのかを考えてみたいと思います。



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