アフガン撤退後に海兵隊が縮小に

2011.2.14


 military.comによれば、米海兵隊指揮官のジェームズ・F・エイモス大将(Gen. James F. Amos)は、ハワイの海兵隊カネオヘ基地を訪問中に、海兵隊の規模はアフガニスタンから撤退した後で202,000人から186,800人へ縮小されることを明らかにしました。

 宿主の班には9月に始められた軍組織の査定を通じて決定されました。エイモス大将と海兵隊最先任上級曹長のカールトン・ケント上級曹長(the Sergeant Major of the Marine Corps, Sgt. Maj. Carlton Kent)は、派遣に関する問題に対処する兵士と家族を助けるための匿名のカウンセリングを行う電話によるホットライン構想について話すためにカネオヘ基地を訪問しました。

 エイモス大将は過去6年間で海兵隊の規模は専用の要求と戦争の活動に対応するためのより大きな予算で増大したと言いました。2003年3月には海兵隊の規模は182,000人でした。エイモス大将は月曜日に海兵隊員の数が186,800人に下落すると話すと言いました。「それはアフガンの後です」「今日の抑制された財務環境では、我々の効率を改善し続けなければなりません」。エイモス大将はこの縮小がカヘオヘ基地にどんな影響をもたらすかを提供しませんでした。


 この縮小は特段不思議ではありません。同時多発テロ以前よりも少し多いくらいに兵数を調整するという主旨です。同時多発テロ以前から4,800人多いのは、海兵遠征旅団が1つ追加されたというイメージで理解すればよいでしょう。米国民に説明しやすい数字が選ばれているわけです。

 同じように陸軍も縮小する予定で、昨年10月にそういう報道がありました(記事はこちら)。こうして浮かせた予算を別分野のために使うのです。対テロ戦を正常な方向へ戻すには、まだやらなければならないことが沢山あります。



Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.