米陸軍特殊部隊が女性兵士を採用に
military.comによれば、米陸軍特殊作戦軍はアフガニスタンの村で活動する間に地元の女性に対処するために、女性兵士を「女性提携チーム(Female Engagement Teams: FET)」に参加させることを模索しています。
2月8日に出された公式メッセージは、「現在、米特殊作戦の分野には極めて少数の訓練された女性兵士しかおらず、それはアフガン社会の重要な部分とつながり、協力する陸軍特殊作戦部隊(ARSOF)の能力を制限しています。
FETに選ばれる女性は、歩兵や特殊部隊の訓練を行わず、戦闘部隊の軍職特定コード(MOS)を与えられません。特殊作戦チームは、必要に応じてアフガンの女性が武器を持っていないかを確かめるために、過去に同行する女性兵士を持っていましたが、FETには拡張された役割があります。女性たちは住民と意味のあるつながりを持つために、パシュト語とダリ語、地域の文化を十分に理解していなければなりません。陸軍は女性兵士を民生チームの一部として時々活用してきましたが、FETのアイデアを2年前にチームを立ち上げた海兵隊から得ました。
陸軍のFETは、あらゆるMOS、特に看護助産師を含む医療、憲兵、軍情報部の軍歴を持つ下士官と下級将校の女性兵士を検討するでしょう。FETの兵士は背嚢、ヘルメット、武器、水を含む35ポンド(約15.9kg)を、6マイル(約9.7km)を1時間39分で運べなければなりません。派遣前の訓練は4〜6週間、フォート・ブラッグ基地(Fort Bragg)で続き、教室学習と野外演習を含みます。FETの兵士はM4小銃とM9拳銃に精通しなければなりません。訓練の合格者たちは第3特殊部隊軍か第7レンジャー連隊に配属されるでしょう。訓練を含め計画に関与するのは全体で約1年間です。軍は出願を受け付け始めたところです。フォート・ブラッグ基地での訓練は6月に始まり、最初の派遣は8月に始まります。
突然の腰痛で更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。
要点だけを簡単に訳しました。コメントも簡単にします。
女性兵士がもっとも進出しにくいと思われた特殊作戦の分野が女性兵士を養成する気になっているようです。確かに、アフガン女性に対処するためには女性兵士が必要です。
しかし、肉体的に強靱で、アフガンの言語に精通した女性がどれだけいるのかは疑問です。15km以上を担いで、時速4kmといわれる徒歩の標準速度よりも早く歩く、少数言語の達人が必要なのです。標準速度では1時間39分では、6.6kmしか歩けません。基礎訓練以降は戦闘訓練を受けていないような人たちが志願することになるのでしょう。
彼女たちが配属される部隊では、FETの扱いをどうせよと教えられるのでしょうか。基本的にFETは指揮官の下で戦闘にも参加しますが、戦力としてあてにせず、待ち伏せ攻撃を受けた時のように、必要な場合にだけ武器を扱うことになるのでしょう。
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