養子を持てば同性愛者も基地内に住める
先日、military.comは異性婚と同性婚とで米軍が待遇に格差をつけているという記事を書きました。これはビル・クリントン大統領が署名した連邦の結婚防衛法(Defense of Marriage Act)が州の結婚法に優先するためです。
異性同士の結婚を法律上の結婚とするため、たとえば、同性婚のカップルには購買部(PX)で買い物をしたり、基地内住宅に住むことは認められないのです。
しかし、military.comの新しい記事によると、最近公表された海兵隊法務官用の44ページのブリーフィングは、扶養家族と主に子供の世話をするパートナーがいる同性愛者の隊員は基地内住宅に住めると書いています。
資格を得た親がかりの子がいる同性愛者の隊員は「軍人家族住宅(Military Family Housing)」が認められ、基地警察は基地内住宅に住む同居する子供の世話をする者やその他の非扶養家族を同性のパートナーに従属するものとします。
軍の準備センター(Center for Military Readiness)のエレイン・ドネリー(Center for Military Readiness)は「基本的に、国防省は同性愛者の隊員が養子を得て、同性のパートナーが住み込みの世話人になれば軍人家族用住宅へのアクセスを認めるでしょう」と言いました。
記事の残りは省略します。
こんな抜け道があるとは意外でした。同性愛者の米軍人には朗報でしょう。しかし、扶養する子供が亡くなった場合、基地内住宅に住む資格を失うのかという疑問は残ります。
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