4号機使用済み燃料が損傷
福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの燃料棒が一部損傷しているとの報道がありました。
今ごろ根拠が見つかりましたと言われても、誰も納得しないでしょう。4号機も水素爆発で建屋が損傷しているのですから、燃料棒が損傷して水素が生まれたことは当然の推測です。4号機は当初、「爆発」ではなく「火災」と発表されました。東京電力は「プールの燃料が冷却できずに水素爆発を起こした可能性はあると思うが、詳細は調査したい」と事態を認めるのに消極的です。しかし、4号機の映像が公表された時点で、明らかに建屋の壁が吹き飛び、建屋に煤などは見られないため、火災ではなく爆発だということが確認できました。どう考えても、冷却不足で燃料棒が発熱して損傷したはずなのに、東京電力はそれを認めず、政府も修正を求めなかったのです。そこを批判するメディアを見た記憶もありません。
そろそろ、福島第1原発について、正しい数字が出てくる頃です。多分、当初の見積もりよりも悪い数字が色々と出てきそうです。3号機の爆発が格納容器内で起きた可能性も、私は気になっています。
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