海賊退治にレーザー兵器

2011.4.15


 military.comによれば、米海軍は海賊対策に高出力の半導体レーザー兵器を開発中です。

 先週、海軍の最初の実験は、艦船から小型ボートのエンジンを発火させるのに成功しました。

 海軍研究所(The Office of Naval Research)は、レーザーの射程は数マイルで、現在はコンセプトの証明の段階で、配備時期は未定と言いました。

 野球ボール大のレーザービームは、船だけでなく、非致死レベルにすることで海賊にも使えます。

 レーザー兵器は、弾丸よりも正確で、強度を致死レベルから妨害レベルへ変更できるという2つの利点があります。

 テストは9,800万ドルの契約の一部として、海軍とノースロップ・グラマン社が行いました。

 研究所は艦船を超音速・弾道ミサイルから守る、メガワット級の電子レーザーも開発中です。


 中国の空母キラー、弾道ミサイル「東風21D」に対抗する必要もあり、艦船にレーザー兵器が投入される のは必至です。

 すでに陸軍では、対テロ・群衆用に怪我を負わせずに撃退するレーザー兵器が開発されています。これを出力可変型にすることで海賊対策に使うのです。海バージョンは、波の揺れを感知しながら、狙った場所に命中させる能力が必要です。ビデオを見る限りは、性能は上々です。



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