カダフィ大佐がズマ大統領と会談
BBCによれば、南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領(Jacob Zuma)が再びカダフィ大佐と停戦を協議しましたが、進展はありませんでした。
BBCのアンドリュー・ノース記者(Andrew North)は、ズマ大統領との会談がリビアのテレビで放送までの約2週間、カダフィ大佐が公の場に姿を現さなかったと言いました。
ズマ大統領は、カダフィ大佐は停戦に同意しましたが、辞任しないと言ったと述べました。反政府派は停戦を拒否して、攻撃を続けると言いました。
イタリアのフランコ・フラティーニ外務大臣(Foreign Minister Franco Frattini)は、火曜日に反政府派の拠点、ベンガジを訪問する予定です。フラティーニ外務大臣は、暫定議会のメンバーに会います。彼の訪問は、リビア軍の高官8人がカダフィ大佐からの離反を宣言したローマでの記者会見の翌日に行われます。
月曜日、NATO軍はズマ大統領の南アフリカ軍機がトリポリの隣にある空軍基地に着陸するために、一時的に飛行禁止空域を解除しました。
ズマ大統領は、カダフィ大佐がNATO軍の空爆を含むすべての敵対行為を停止する停戦にアフリカ連合の主導を受け入れたと言いました。
「彼はロードマップを実行する準備ができています」とズマ大統領は言いました。彼はNATO軍の空爆がアフリカの停戦の努力を蝕んでいると付け加えました。「我々はリビア国民に自分たちだけで自身の問題を解決する議会を与える必要性について話し合いました」。
しかし、停戦の要請は反政府派のファトヒ・バジャ外務大臣(Foreign Minister Fathi Baja)によって即座に拒否されました。「我々は完全に拒否します。我々はそれを政治による主導と思いません。それはカダフィが権力に留まると発表したがっていることに過ぎません」。バジャ大臣は、反政府派はカダフィに対する攻勢の準備をしていると付け加えました。
記事の後半は省略します。
再びズマ大統領が調停に行ったようですが、何度やっても同じです。それより、カダフィ大佐が姿を見せたことこそ、注目すべきです。
カダフィ大佐が空爆で大怪我をしたとする見解は誤りで、おそらくは空爆を避けて、姿を消したのです。ズマ大統領を誤爆するのを避けるため、カダフィ大佐がいると分かっても、そこには空爆は行われません。もしかすると、テレビ局すら疑い、大佐は撮影クルーすら近づけたくないのかも知れません。そこで、ズマ大統領がいるところでの撮影を許可した可能性があります。そうだとすれば、彼は周囲がかなり信じられなくなっていることになります。
攻勢の準備中というバジャ大臣の発言はここ数日、大きなニュースがないことを裏付けます。多分、あと数週間程度は準備にかかると考えます。慌てて進撃して失敗するよりは、その方が良策です。
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