米軍が在日米軍全員の被曝量を算出
米軍太平洋軍司令部で最高位の軍医によると、日本にいる米軍要員約61,000人の個々の放射線被曝量を算出する計画だと、military.comが報じました。この記事は「Stars and Stripes」に最初に掲載されました。
マイケル・H・ミテルマン海軍少将(Rear Adm. Michael H. Mittelman)は在日米軍基地で、個人の放射線量評価についてタウンホールミーティングを開催して、それは登録して、医療記録に追加される彼は言いました。「潜在的に普通ではない何かにさらされました」と、横田基地で約100人とのミーティングの後で「Stars and Stripes」に言いました。「我々は彼らの被曝量が非常に低いことを知っていますが、これはこの大災害の一部でもあります」「我々は、疑問があるのなら、それは責任を負うべき行為だと考え、今から20年間、彼らの潜在的な放射線量を遡って見ることができます」。
ほぼ20,000人の隊員がトモダチ作戦に参加しました。津波は福島第一原発を損傷し、東京のような南部まで大気と水を汚染した放射能を持つ汚染物質を拡散しました。放射線の懸念は軍に10,000人の家族に日本からの自発的避難を認めさせ、米軍基地から一部の地域の食物を禁止して、隊員に福島第一原発から50マイル以内へ行くことを停止しました。
個人の放射線被曝量は、1950~1960年に被曝したアメリカの原爆テストの退役軍人の健康調査のために開発されたデータに基づいたモデルに、トモダチ作戦の間に集められたデータを適用して算出されると、有数の被曝量評価活動をおこなう組織である米軍放射線生物学研究所(Armed Forces Radiobiology Research Institute)の所長、マーク・A・ミランソン陸軍大佐(Army Col. Mark A. Melanson)は言いました。彼はミテルマンと共に基地を訪問しています。
米軍は、日本の様々な場所で測定された環境放射線の測定値と同様に、大気、水、土壌サンプルを含む日米政府のデータに注目するだろうと、彼は言いました。1日の被曝量の見積もりは日本の特定の場所で算出されます。この情報は個人がどれだけ放射線にさらされたかを見出すために、個人の位置とどれだけそこにいたかに関するデータと統合されると、ミランソン大佐は言いました。
(中略)
スキャンにより98%の隊員は内部被曝量を上昇させなかったとミテルマン少将は言いました。ミテルマン少将は、内部被曝量を上昇させた2%の隊員の中で、最も高い測定値は25ミリレムで、胸部レントゲン撮影2.5回分の被曝量に等しいものだったと言いました。
(後略)
他の記事を紹介する時間を作りたいので、部分的に訳しました。
福島第1原発に近寄らないという規則を設けたためか、米軍の被爆被害は小さかったようです。胸部レントゲン撮影の被曝量は0.1〜0.3mSv(ミリシーベルト)で、mrem(ミリレム)に換算すると10〜30mremです。25mremは約2.5回分の被曝量というわけです。
福島第1原発で対処にあたっている人たちの被曝が心配です。国が監督しているとはいえ、現場のことはほとんど報じられていません。在日米軍全員を調査する米軍のやり方に比べて、できるだけ避難や補償の範囲を小さくしようとする日本政府のやり方は対照的に見えます。
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