暫定政権軍がセブハの空港と城を占領
BBCによれば、暫定政権軍は南部のセブハ(Sabha・kmzファイルはこちら)に近い重要な2つの陣地を占領しました。
街の空港(kmzファイルはこちら)と城塞(kmzファイルはこちら)が開放されたと、国家暫定評議会広報官(NTC)、アーメド・バニ(Ahmed Bani)は言いました。2日以内に、街自体——カダフィ支持者の残りの拠点の一つを占領できると、彼は言いました。しかし、カダフィ軍はバニ・ワリドとシルトで激しく抵抗しています。「我々の部隊は空港と城にいます」「我々の旗がそこで掲げられています」。
セブハはカダフィ大佐のカダファ部族の拠点で、サハラ砂漠の中で最大の街で、ニジェールへつながる道路を支配しています。チュニジア、エジプト、チャド、スーダンへつながる暫定政権軍がほとんど支配する道と共に、ニジェールはNTCの前進を避ける追放された指導者の側近によって脱出ルートとして使われました。
バニ大佐はバニ・ワリドの状況は人間の悲劇になって来たと言いました。彼はカダフィ支持者を街で必需品を盗み、暫定政権に加わろうとする者を誰でも撃ったと非難しました。彼は街が完全に包囲されたと主張しましたが、独自に確認できませんでした。暫定政権軍は木曜日に、再び金曜日に街で攻撃を始めましたが、両方とも激しい砲火で撤退を余儀なくされました。。それ以来、激しい衝突が続いています。なぜ戦いがそれほど困難か分かったかと尋ねられ、バニ大佐は「バニ・ワリドは山の間にあり、外部から来た我々の戦闘員は街をよく知らないため、彼らは少し困難を負っています」と言いました。
一方、900台の武装車両が、より多くの増援と共に週末にシルトの攻撃に参加しました。
セブハには巨大な空港と軍事施設があります。空港の西側を南北に走る幹線道路に沿って並ぶ、塀付きの巨大な施設はおそらく陸軍の駐屯地です。空港南部の駐機場のすぐ南にコの字型の、北朝鮮にも見られるような土盛りがいくつも並んでいるのが見えます。これはロケット砲や榴弾砲の砲座です。駐屯地からこれらの武器が出てきて、街を防衛できるようになっているのです。さらに街の北東には巨大な武器貯蔵庫(kmzファイルはこちら)があります。ここを奪取したのは、極めて大きな前進です。しかし、あと2日間で街全体を占領するというのは、敵がよほど少ない場合でないと無理です。まだ市街地はほとんど占領できていません。カダフィ軍が街に籠城しているのなら、占領には時間がかかります。
バニ・ワリドでは進展がないのか、バニ大佐の言葉も湿り勝ちです。時事通信がサイフ・アル・イスラムがこの街で目撃されたと報じていますが、BBCの記事には書かれていません。私はこの目撃には懐疑的です。街の多くを占領したという情報も耳にしましたが、どこを占領したのかは不明です。正直なところ、今朝の段階では戦況がはっきりとつかめていません。バニ大佐が戦いが難しい理由を説明していますが、言い訳に過ぎないので、聞く必要はありません。
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