英原潜内での殺人に禁固25年
military.comによると、イギリス海軍の原子力潜水艦で酒に酔って将校1人を殺害、3人の乗員を負傷させた水兵が月曜日に25年間の禁固刑を宣告されました。
ライアン・ドノヴァン上等水兵(Able Seaman Ryan Donovan)は、4月の港町への親善訪問でサウサンプトンの埠頭にいる間に、イギリス海軍アスチュート(the HMS Astute)の武器担当、イアン・モリヌー少佐(Lt. Cmdr. Ian Molyneux)を殺害したことを認めました。清掃業務を完了しないことで叱責された後で攻撃を行った23歳は、4月8日に誰かを殺しそうだと報告したと同僚に言ったと検察官は言いました。彼は精神病ではないものの、仕事に不満足で、ストレスをうまく処理できなかったと弁護人は言いました。ドノヴァン上等水兵は当直の前に酒を飲み、彼が衛兵任務に志願した時も酔っていたと検察官、ナイジェル・リックレイ検察官(Nigel Lickley)は言いました。彼は飲酒テストに合格し、SA80ライフルを与えられました。ドノヴァンは、クリストファー・ブラウン兵曹(Petty Officer Christopher Brown)、デビッド・マッコイ上等兵曹(Chief Petty Officer David McCoy)、クリストファー・ホッジ少佐(Lt. Cmdr. Christopher Hodge)への殺人未遂も認めました。
リックレイ検察官は、ドノヴァンは4発を2人の将校に向けて発砲しましたが、それらは命中しなかったと言いました。モリヌー少佐は発砲を聞き、彼の頭を撃って即死させたドノヴァンに体当たりしようとしました。ドノヴァンはそれから潜水艦の司令室へ行き、1発以上をホッジ少佐に撃ち、重傷を負わせました。ドノヴァンは結局、潜水艦を訪問していた地元当局者により制圧されました。
リチャード・フィールド裁判官(Justice Richard Field)は、ドノヴァンの攻撃を「残虐な襲撃」と言い、最低25年間刑務所に入らなければならないと言いました。
この事件は知らなかったのですが、珍しいことなので紹介しました。経緯は分かりましたが、これだけでは事件の本質は分かりません。何がドノヴァンを欲求不満にさせたのかは不明です。元々、不満が溜まっていたのに、面倒な衛兵任務に志願したのは、銃を得られるからかも知れません。だとすれば、計画的な犯行だったようにも思えます。
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