カダフィ大佐がリビア国内からコメント発信
military.comによれば、シルト(Sirte)では水曜日に、NATO軍が戦車6両、装甲先頭車6台、弾薬貯蔵施設、その他の目標を空爆しました。
バニ・ワリド(Bani Walid)はリビアで最大の種族、ワルハラ族(Warfala)の土地です。1993年、ワルハラ族はカダフィ大佐に対して反乱を起こしましたが、容赦なく鎮圧されました。発案者たちは処刑され、彼らの家は破壊され、しかし、拒否者都市の居住者は、動機の複雑な混合を持ちます。別の部族が支配するために連れてこられ、彼らに政府の仕事と有利なポストを与え、一族は遠ざけられました。
BBCによれば、ニジェールのモハメッド・バゾーム外務大臣(Foreign Minister Mohamed Bazoum)は、カダフィ大佐を阻止するために国境を閉鎖することはできないと言いました。彼はカダフィ大佐は国境を越えていないし、越境の要請もしていないと言いました。首都のニアミー(Niamey)に到着したカダフィ支持者たちは滞在するのも移動するのも自由です。リビアの暫定政権は、過タフィ大佐が逃亡するのを防ぐために、ニジェールに助けを求めて、代表団を送っています。バゾーム外務大臣は「我々には国境を閉鎖する手段がありません…それはあまりにも大きく、我々にはそのための僅かな手段しかありません」。彼はカダフィ大佐が越境しようとしないことを望み、ニジェールがカダフィ大佐を受け入れるか、彼を受け入れるかどうか、彼を国際刑事裁判所に引き渡すかについては何の決定もしていないと言いました。ニジェールは国際刑事裁判所を承認しています。
バゾーム外務大臣は、少なくとも3つの車列がリビアからニジェールへ入り、カダフィ大佐の息子はそれらと共にいないと言いました。カダフィ大佐の警護責任者、マンソール・ダウ(Mansour Daw)が、終末や月曜日に入国した車列の中にいました。「我々は人道的な見地から彼らが滞在するのを受け入れることができますが、国際法が彼らに認めることや認めないことを尊重しなければなりません」。外務大臣はリビアから到着した者たちは20人以下で、ニアミーに留まるか、ブルキナファソへ向かうかは自由だと言いました。
NATO軍広報官、ローランド・ラヴォア大佐(Col Roland Lavoie)は、カダフィ大佐がどこにいるかの情報はなく、彼が出国したという情報を持たないと言いました。ラヴォア大佐は、カダフィ大佐は攻撃目標ではないものの、NATO軍は「指揮統制センター」を攻撃し続けると言いました。「もし、我々が特定の場所への攻撃が調整されているとの情報か、通信が傍受されるとか、攻撃を行うとか攻撃の徴候のために送られたとかすれば、我々は行動を起こします」と彼は言いました。
BBCによれば、カダフィ大佐は彼がニジェールへ逃げたという推測を嘘と心理戦だとして否定しました。シリアのテレビ局への電話でなされたコメントは、明らかにリビア国内から発信されました。
カダフィ大佐はニジェールへ行く車列について、異常なことではないと言いました。「若者たちがいま、トリポリのネズミたち(反政府派)に対する抵抗を強め、傭兵たちを始末する準備をします」。
その他の記事も含めて、リビア情勢の目新しい部分を要約しました。
ニジェールに入った車列は、やはり暫定政権の攻撃を避けるために移動した部族のものもようです。しかし、当初200台と報じられた車両は、BBCの報道では60台となり、今度はリビア人が20人へと変化しました。全員が車両を運転しても、最大20人しかいないことになります。これらの数字はさらに確認されるべきですが、当初推測されたように、大軍が移動したものではない可能性が強まりました。
ラヴォア大佐が言う「指揮統制センターへの攻撃」は、前にも言いましたが、要するにカダフィ大佐が命令を出せば、そこは攻撃するという意味で、これは最初からNATO軍がカダフィ大佐を殺しても構わないと考えていることを表します。
最新のカダフィ大佐のコメントがリビア国内から発信されたという事実は、彼がNATO軍の攻撃目標となっていることからすると驚きです。自分で直接電話を掛けているのか、録音データを代理の者が送信しているのかは分かりません。大佐自身は国外にいて、代理人がリビア国内に戻って送信すれば、大佐が国内にいるように見えます。直接、大佐がシリアのテレビ局に電話しているのかどうかは不明です。
しかし、こんな状態ではカダフィ大佐は長く活動できそうにありません。いずれ、場所が判明しそうです。
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