死体に放尿する海兵隊員のビデオ
military.comによれば、米海兵隊は4人の海兵隊員がアフガニスタンで3体の死体に放尿しているのを示すビデオ映像を調査していると言いました。
海兵隊広報官、ケンドラ・ハーデスティ大尉(Capt. Kendra Hardesty)は同紙に、兵士の身元は確認していませんが、海兵隊はそれが示すものを非難すると言いました。「我々はまだこのビデオ映像の出所や信憑性を確認していませんが、描写された行動は我々の中心的価値観に外れており、我が軍の海兵隊員の性格を示しません」は言いました。
扇動的なビデオは水曜日にすばやく電子メールとCNNを含む主要メディアを通じて出回りました。軍当局がそれが示すように見えるものを確認すれば、米兵による軽蔑の最新の実例として、アフガン国内とイスラム世界で抗議を引き起こし得ます。
ビデオの中で、ある男が「いい日を過ごしな、兄弟!」と冗談を飛ばし、別の者はこの経験を「シャワーみたいに最高だぜ」と呼びました。ビデオは部隊の別のメンバーによって携帯電話か小型ビデオカメラで撮影されたように見えます。撃たれたかのように死体の衣類は血まみれで、その横に倒れている手押し車の近くに横たわっていました。
海兵隊員の部隊は公式には未確認ですが、ビデオと共に投稿された情報によれば、兵士たちはキャンプ・ルジューヌ基地の第2海兵連隊第3大隊の偵察狙撃チームの一部です。この部隊は現在、ヘルマンド州に展開されていますが、偵察狙撃チームがそこで軍務に就いているかは明らかではありません。
海兵隊はこの問題は完全に調査されると声明を出しました。
下はCNNのニュース映像(上)とYouTubeに投稿されたビデオ映像(下)。
このビデオがどこで撮影されたかは分からないものの、海兵隊員の軍服を着て、狙撃銃を持った男たちが、本物に見える死体に向けて放尿している様子は確認できます。おそらく、本物でしょう。
これが問題視されるのは、倫理上の問題もありますが、死体は宗教上の尊重を維持して埋葬するよう国際人道法(ジュネーブ条約)に規定があるため、条約に加盟しているアメリカは、国内法でこれを取り締まらざるを得ないためです。つまり、軍法で処罰するということです。罪はそれほど重くはないでしょうが、これがイスラム世界に及ぼす影響を考えると、国際人道法違反だけでなく、指揮官の意図を無視した行動として一般命令違反にも問われるかも知れません。
米兵の意識も精々がこの程度であることを、日本人もよく理解しておくべきです。
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