タリバンが停戦の前に捕虜交換を主張
military.comによれば、タリバンは捕虜交換なしなら、アメリカの停戦の要請を拒否すると言いました。
「我々の立場は変りません。我々は外国軍がアフガニスタンから撤退を始めたら停戦を発表します」とタリバンは言いました。
タリバン筋はイスラム武装勢力はカタールに事務所を設置したのは、特に2002年以降、グアンタナモベイ収容所に拘束されているタリバンの上級指揮官5人の捕虜交換につながると考えてのことだと言いました。
タリバンは過去数年間、アメリカと捕虜交換について協議しており、それは2009年6月にパクティカ州(Paktika province)でタリバンに捕まったバウ・バグダール(Bowe Bergdahl)の釈放につながると言いました。
タリバンは米当局が捕虜を交換し、その後に和平交渉を始めると約束したと言いました。
しかし、アメリカの情報筋は、タリバンが捕虜交換の前に停戦を宣言しながらも、実行しなかったと断言しました。
タリバンは、捕虜交換の前に停戦を発表すれば、野戦指揮官や戦士がどう思うかを懸念しています。
カタールに行った約140人のタリバン代表団は交渉が不成立になった後で帰国を始めました。
停戦交渉が不調なのは当たり前です。タリバンには停戦する理由がありません。早く捕虜を釈放させたいのは山々ですが、それが彼らの最終目的ではありません。現在の政府を追い出して、自分たちが政権を担うことが目標なのです。
アメリカもオバマ大統領の選挙スケジュールに合わせて、交渉のタイミングを取ります。よって、もっと先、夏以降にならないと何も決まらないでしょう。
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