沖縄で米海軍兵士が女性に暴行で逮捕
米海軍のクリストファー・ブローニング上等水兵(Seaman Christopher Browning)とスカイラー・ドージャーウォーカー3等兵曹(Petty Officer 3rd Class Skyler Dozierwalker )が、沖縄本島中部で日本人の20代女性に対する集団強姦(ごうかん)致傷容疑で緊急逮捕されました。
各報道をまとめると、ブローニング上等水兵は容疑を否認していますが、ドージャーウォーカー3等兵曹は認めているとのことです。事件は、16日午前3時35分〜4時20分に起こりました。二人は帰宅途中の飲食店従業員の女性を襲い、性的暴行を加え、女性の首に軽傷を負わせました。女性の鞄がなくなっています。両容疑者は飲酒したことを認めています。
ワシントンポストは、日本で報じられている内容とほとんど同じことを報じましたが、末尾に次のような説明を加えています。(記事はこちら)
沖縄は約50,000人の在日米軍の半分以上を置いています。騒音、安全への懸念、犯罪についての地元の反対は、米軍人3人による1995年の女学生強姦事件後に燃え上がりました。
凧揚げについて、米軍調整官が申し入れをした翌日にこの事件です。沖縄としては、もはや、凧揚げを止める理由がなくなったというものです。
事件は早朝に起きており、典型的な飲酒時の犯罪と考えられます。ワシントンポストはMV-22、オスプレイの単語を出さずに、地元で起きている反対運動について軽く触れているだけです。私が見た時点で、記事には読者のコメントが一つもついておらず、アメリカでの関心の薄さが窺えます。
この事件も交渉に含めるべきです。オスプレイとは別問題ですが、その方が交渉がしやすくなります。米軍は何とかして話を先へ進めようとするでしょうが、そうさせないのが日本側のやるべき交渉です。あまり激しく批判すると、日米同盟が崩れるなどと言い出す者が必ず出てくるでしょうが、こんなことで日米同盟が崩れるわけはありません。むしろ、より堅固にするためにこそ、強い抗議が必要なのです。
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