BBCによれば、国連はシリア内紛に関係する復興活動のために15億ドルを要請しています。
当局者は1億ドルは2013年半ば以降に国外に逃れた人々の必要を満たすために必要です。525,000人以上のシリア人が隣国へ越境しました。
国連はシリア国内で難民となっている400万人の人々を支援するために5億ドルを集めようとしています。
現在までに、約525,000人国連に難民として登録しているか、支援を受けており、5月以来7倍に増加しました。大半はトルコ、レバノン、ヨルダン、イラク、エジプトにいますが、難民登録していません。毎日、2,000〜3,000人がやってきます。
「こうした資金がすぐに得られないと、我々はシリアを出て、多くが本当にひどい状況にある民間人の命を救うのに必要なことに対応できないでしょう」と、国連難民高等弁務官事務所のパノス・モウミチス(Panos Moumtzis)は言いました。「我々は難民が語る恐ろしい話にショックを受け続けています」「彼らは混乱の中で生きています。彼らは家と家族を失っています。国境に着くまでに、彼らは疲れ切り、心に傷を負い、頼るべき資源は僅かか皆無です」。
シリア国内では、国連支援局は4百万人のために5億1960千万ドルを必要としていると言いました。
国連は、総計でシリア人口の25%に人道支援が必要と見積もっています。
国連は9月に要請した4億8700万ドルの70%を受け取りました。
反政府派と人権活動家は43,000人以上が内乱で殺されたと見積もっています。
記事は一部を紹介しました。
本来、当サイトの目的は戦争が起こす様々な問題について啓発することですが、シリア内戦では戦況の分析に焦点を置き、人道支援については控えめに扱ってきました。そろそろ、内戦の終結が見えつつあるので、まとまった内容の記事を紹介しました。
今後、この内戦の焦点は人道支援や復興へと移行していきます。問題は、悪質業者がこうした復興活動に入り込んで、貴重な金を持っていかないかということです。イラク侵攻後の復興活動では大変な問題が起きたことは、かつて当サイトでも紹介したとおりです。
とにかく、この膨大な数字には圧倒される思いです。今回は紹介のみにしますが、徐々に関連記事を取り上げていきたいと思っています。
外務省のサイトによると、今年8月末に日本は500万ドルをシリア支援のために拠出し、合計1300万ドルを提供したことになるとのことです。(外務省サイトはこちら)