北朝鮮の不可解な打ち上げ通告
聯合ニュースによれば、北朝鮮が1日に朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官談話を通じ発射を予告した長距離弾道ミサイルは、10〜22日の間の午前7時から正午の時間帯に発射されます。
ミサイルの1段目は韓国西側の黄海、2段目はフィリピン東部沖への落下が予想されます。北朝鮮はこうした内容のノータム(航空情報)を日本などに宛てて出したもようです。国際海事機関(IMO)や国際民間航空機関(ICAO)など、国際機関にはミサイル発射を正式に通告していません。韓国政府当局は、ICAOに派遣されている当局者らを通じてこれらの情報を把握しました。
毎度のことですが、北朝鮮がすることは訳が分かりません。ロケット打ち上げが示威行為なら、真っ先に国際機関に通告し、本気であることを示さなければなりません。北朝鮮はアメリカと日本にだけ打ち上げを通告し、韓国には行わなかったとも報じられています。国交のない日本にわざわざ通告してきたのですから、そこには何かの意味が込められているのでしょう。
しかし、このやり方では意味が分かりません。逆に、打ち上げる意志がないとも受け取れるようなやり方です。
こう書いている最中に、1段機体を発射台に据え付けた模様との報道が飛び込んできました。本気で打ち上げるみたいです。
それにしても、1段目は韓国西側の黄海、2段目はフィリピン東部沖へ落ちるという程度の情報では広すぎて話になりません。飛行と航行を避けるべき場所を緯度と経度で示すべきです。
まずは、何が起きるのかをしっかり確認したいと思います。
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