ロシアがアフガン補給路で協力か
military.comによれば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣(Foreign Minister Sergey Lavrov)は、アフガニスタンが単独で治安を安定する前の撤退は間違っていると言いました。
ロシアはNATO軍のメンバーではありませんが、アフガンに補給品を運ぶために航空路と鉄道を提供してきました。それはパキスタンが補給路を閉鎖してから、さらに重要になりました。木曜日、ラブロフ外務大臣とNATO諸国の大臣は、ロシアの新しい補給施設を提供することで議論をしました。現在、ロシアの議員たちが検討している提案は、ロシアのウリヤノフスク(Ulyanovsk)に初めて補給施設を設置することを認めるというものです。当局者は二者間にウリヤノフスク空軍基地(kmzファイルはこちら)の使用で異論はないと言いました。
記事は気になる部分だけを紹介しました。
ロシアが早期撤退に反対するのは、国内で流通する麻薬の大半がアフガンから輸入されているからです。武装勢力が活発になれば、麻薬対策が一層困難になると見ているのです。
ウリヤノフスク州内で空港を調べたら、5,000m級滑走路を持つ軍用空港があることが分かりました。他に4,000m旧滑走路の空港もありますが、航空学校を併設する民間用空港のようです。この州はほとんどが農地ですが、逆に大都市がなく、補給基地しかないことで、NATO軍に貸し出ししやすいのかも知れません。駐機場の西側には空き地もあって、補給拠点を設けやすそうです。パキスタンの補給路はまもなく再開されそうですが、空輸用の拠点が確保されていることは、またパキスタンのルートが閉鎖された場合に備える手段となり、NATO軍にとっては安心材料です。恐らく、この話はまとまるでしょう。
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