女性海兵隊員に歩兵将校課程を認める

2012.4.21


 military.comによれば、米海兵隊は近く、女性の隊における役割を拡大する努力の一環として、女性が歩兵将校になるための学校に行くことを許可します。

 ジョセフ・ダンフォード大将(Gen. Joseph Dunford)はクァンティコの歩兵将校課程(the Infantry Officer Course)への志願者を募るところであると言いました。海兵隊の歩兵将校は全員が基本訓練を終えたあとで10週間の課程を受けます。ダンフォード大将とその他の海兵当局者は学校に通った女性の次のステップが何であるかは言いませんでした。海兵隊はまもなく女性の経歴と訓練の機会を拡大することについて全軍にメッセージを公表することになっています。そのメッセージは女性の歩兵将校課程に関する情報を含みます。

 海兵隊は今年早く、通信のようにすでに軍で占領している技能を掌握する尉官級の女性将校と女性下士官を、大隊レベルの地上戦闘部隊の約400の対応する仕事に配属することを認める方針に例外を認めるよう議会に求めました。その部隊は歩兵ではなく、砲兵、戦車、強襲揚陸、低高度防空、戦闘強襲及び戦闘工兵を含みました。女性は5月にこうした部署に認められる予定です。

 ダンフォード大将は開発された新しい体力基準で男女の海兵隊員を評価する計画があると言いました。


 どうも歩兵部隊に女性指揮官を認めるのではなく、大隊レベルのポストに女性をつけるために、歩兵将校の訓練を受けさせるということのようです。連隊レベルでは銃火にさらされない場所での仕事もありますが、大隊レベルとなるとそうもいきません。歩兵部隊を指揮する能力を持っていることが、万一の場合に必要ということです。

 それでも、戦地では男性の指揮官が死亡し、女性指揮官が部隊を指揮するような事態が今後は生まれる可能性があるということです。海兵隊の戦争文化にも大きな変化が生まれるということです。



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