北朝鮮で小型潜水艦が出港
5日付けの東亜日報が、北朝鮮の「サンオ(サメ)級」(370トン級)と推定される小型潜水艦3〜4隻が最近、同国東部の日本海側にある軍基地を出港した後、韓国軍の監視網から姿を消したと報じました。
韓国軍当局は韓国軍の艦艇や基地への奇襲攻撃が行われる恐れもあるとみて警戒しています。姿を消した小型潜水艦は日本海側にある2ヶ所の基地から出港したとのことです。
サンオ級潜水艦は咸鏡北道清津市(kmzファイルはこちら)に多く配備されているとされます。多分、今回の出港もここが含まれていることでしょう。kmzファイルを使い、Google Earthで確認してみてください。サンオ級潜水艦らしい艦船が乾ドックに入っているのが見えます。
サンオ級潜水艦はあまり長期間水中で行動できないとされますが、12〜16日の弾道ミサイル発射くらいまでは活動できるかも知れません。性能が改善され、知られているよりも長期間活動できると考えてみるべきです。
記事は韓国軍への攻撃だけを心配しているようですが、日本のイージス艦への攻撃も考慮しなければなりません。しかし、浅い対馬海峡を抜ける必要があることから、イージス艦が活動する東シナ海へ到達できるかどうかは分かりません。あまり戦闘能力は高くなく、やるとすれば差し違え覚悟の特攻でしょう。とにかく、日韓米の対潜能力を動員して彼らの行方を突き止めておいて欲しいものです。
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