新型爆弾事件はダブルエージェントが入手

2012.5.10


 military.comによれば、CIAが最近阻止した航空機爆破計画はダブルエージェントを使って摘発されたとのことです。

 アルカイダが最新の爆弾を渡した男はCIAとサウジアラビアの情報部と共に働くダブルエージェントだったと、匿名のイエメン当局者は言いました。下着に隠して航空機に乗り込む代わりに、彼はそれを米政府に渡しました。

 FBIはまだ爆弾を分析中ですが、当局はそれをクリスマスの爆弾事件のアップグレード版だと言いました。この新しい装置は信頼性の高い亜起爆剤として知られるアジ化鉛を含みました。アルカイダは2010年の輸送機を狙った計画でアジ化鉛を起爆剤に用いました。

 治安当局者は、米国内に近年おかれている空港の保安システムは、新しい装置や類似する物を見つけられると考えていると言いました。

 別のmilitary.comの記事は、空港の警備手順に変更はないと報じています。


 国債で報じられていることもあり、記事は必要な部分だけを紹介しました。かなり長い記事なので興味のある方はお読みください。

 いまや空港で乗客の全身を後方散乱X線検査装置でスキャンする時代ですから、下着の中に仕込んでも見つけられるということでしょう。金属が使われていなくても、変な形のものを身につけていれば分かるわけです。いまは爆弾探知犬、手荷物スキャンなど、多方面からの警備が行われています。さらに、不審な形で航空券を購入する者がいた場合も、捜査することになっています。

 アルカイダが航空機爆破に固執する理由は、それが同時多発テロという、彼らの最大の戦果を思い出させるからでしょう。単なるプロパガンダのためにやっているとしか思えません。



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