コーラン焼却の米軍兵士が懲戒処分へ

2012.6.21


 military.comによれば、米軍の調査は2月にアフガニスタンの米軍基地でコーランを燃やした件で、7人の兵士を起訴せずに処罰することを勧告しました。

 米軍当局者は報告と隊員に対する懲戒処分の勧告が1週間以上前に国防総省に届けられたと言いました。それらは陸軍と海軍の長官に届けられましたが、最終決定はまだ下されていません。当局者によれば、海軍隊員1人と陸軍隊員6人が裁判を受けない懲戒処分に直面するかも知れません。それは給与の減額から任務の追加までの範囲があります。これは事件が手違いで起きたという初期の主張と一致しますが、アフガン人をさらに怒らせそうです。

 報告書はジョン・アレン海軍大将が承認し、国防総省に届けられました。問題が機密で、評価中なので、当局者は匿名で話しました。アフガンにいる海軍隊員2人と陸軍隊員9人がコーランが焼かれた直後に同期してアメリカに送り返されました。しかし報告書によれば、数名はまったく処罰されません。


 記事の後半は既知のことが多いので省略しました。

 隊員たちは何を燃やしているかを知らなかったこともあり、軍事裁判にかけるような犯罪ではなかったので、懲戒処分となったわけです。米軍内の処罰としては、これが妥当なところですが、アフガン人は収まらないでしょう。こうした事件が起きないようにすることが重要なのです。記事には作業手順の見直しについても書かれていますが、私は事件が再び起きるような気がしています。アメリカ人の大半にとってコーランは大事なものではなく、それらに対しては当然注意力が働かないからです。



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