シリア反政府派にCIAがトルコで接触
military.comによれば、シリアの反政府派を助けるトルコ南部の同盟が少数のCIA当局者と協力しています。
当局者はニューヨークタイムス紙に、CIAはシリアの反政府派がシリア政府と戦うために武器を受け取るために国境を越えるという同盟の決定を助けていると言いました。武器は大半が、シリアのイスラム同胞団を含む仲介者のネットワークによって、トルコ国境を越えて運ばれています。それらの費用はトルコ、サウジアラビア、カタールが支払っています。米高官はCIA当局者が、武器がアルカイダなどのテロ組織に渡らないようにするためもあり、数週間トルコ南部にいると言いました。
ワシントンとロンドンの外交官はシリアのバッシャール・アサド大統領(President Bashar Assad)が権力を放棄したら、安全な脱出か恩赦を提供するかもしれないと言いました。2月のイエメンのアリ・アブドラ・サレハ元大統領(President Ali Abdullah Saleh)のそれを見本によってしたアサドの脱出はG20サミットで、オバマ大統領とキャメロン首相が個別についてプーチン大統領と会談したあとで浮上したと、外交官は「The Guardian」と「The Independent」に述べました。米英の当局者は会談のあとで、プーチン大統領が言及するのはためらうものの、アサドが永遠に権力の座にいることに執着しないことを確認したと、両紙は言いました。アサドの出国先はイランかロシアだとみられます。
前半の重要な部分を要約しました。
本来は、国際刑事裁判所で裁判をするべきところ、アサド政権を早く打倒するために、命は助けるから出国して、権力を放棄しろと迫る戦略で米英は一致を見ているようです。あくまで裁判にかけると迫れば、政権側は必死で抵抗し、それだけ内戦は長引くのです。ロシアも半ばこうした方針を追認するという形のようです。軍用ヘリコプターを乗せた船が引き返したこともそれを裏づけています。これでアサド政権の運命は決まったようです。イエメンと同じスタイルで独裁者が追放されることになります。最近、シリア軍パイロットが戦闘機で亡命する事件も起きており、シリア軍内部にも亀裂が広がりつつあるようです。中東諸国に支援され、CIAの監視の下で、武器が反政府派に渡されています。今後は事態の進展が早くなっていく可能性があり、ニュースに注意を払う必要があります。
なお、記事中に人権団体「The Syrian Network for Human Rights」が登場するのですが、この団体のホームページには内戦で犠牲になった人たちの映像が多数掲載されています。悲惨な映像が多いのでご注意ください。
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