下院が同性婚の配偶者に恩典を促進

2012.6.29


 military.comによれば、米議会の民主党議員は退役軍人と現役軍人のために同性愛の配偶者の利益を支援します。

 下院軍事委員会で民主党のトップ議員、アダム・スミス下院議員(Rep. Adam Smith)は、国防省や退役軍人省が全米各地で認められたあらゆる結婚を承認することを認める法案を提出しています。法案は米国法における配偶者の定義を同性婚を含むように変えます。同性婚は現在、コロンビア特別区と6州(コネチカット、アイオワ、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ニューヨーク、バーモント)で合法です。スミス下院議員は同性婚を理由に隊員の配偶者が恩典を受け取ることを妨げられてはならないと言います。


 米軍が同性愛者差別を撤廃した時、それでも、同性婚の配偶者は異性婚の配偶者よりも軍から受けられる恩典が少ないという問題がありました。これは将来的に撤廃されるべきとされていましたが、米下院は非常に単純な方法でそれを実現しようとしているようです。

 つまり、細かく法律を改正するのではなく、法律上の結婚の定義を同性婚へ拡げることで、関係法を一気に内容変更しようというわけです。これは最も簡便で効果的な方法です。

 事態はまだ準備段階です。今後、徐々に議会での手続きが進み、近い将来に問題は解決されるでしょう。将来的には、すべての差別が撤廃される方向へと進むことになります。



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