アーカンソー州の議員候補が軍歴詐称
military.comによると、アーカンソー州の下院候補、ケニス・アデン(Kenneth Aden)がイラクとアフガンでグリーンベレーだったと主張したことに関して騒動が起きています。
元陸軍2等軍曹のアデン候補(民主党)は、アーカンソー州第3区で現職のスティーヴ・ウーマック(Steve Womack)と選挙戦を戦っています。彼はインタビューで、イラクとアフガンへの派遣中に特殊部隊グリーンベレーの隊員だったと言いました。アデンの選挙活動は、彼の主張を支持するために、2008年6月に特殊部隊の軍職特定コード(MOS)を獲得したことを含むいくつかの書類を配布しました。しかし、フォート・ブラッグ基地の特殊戦訓練センター広報官、ジェニファー・マーティン(Jennifer Martin)は、それは話の半分でしかないと言います。アデンのMOSは引き続いた命令で取り消されました。「学生が18B訓練(the 18 Bravo training)に入った時、「18B」のMOSを受けますが、彼らが合格しないと取り消す命令が出されます」。彼女は訓練センターが取り消し命令の写しを探して、保管ファイルから出すよう命じたと言いました。アデンはMilitary.comのインタビューの要請に応じず、木曜日に出された声明文で、グリーンベレー部隊にいたと間違って話したことを認めました。
記事はまだ続くのですが、とりあえずここまで知っていれば十分でしょう。
また、元軍人の経歴詐称事件です。アデン候補はグリーンベレー訓練を受けたものの、完了できなかったのです。それでも自分の経歴を最大限にアピールしたくて「グリーンベレー部隊にいた」と言ってしまったのです。日本でも議員候補者は学歴を大きく言いたがるものですが、軍事大国アメリカでは軍歴が幅をきかせるというわけです。アデンの軍歴は顕著ではないものの、十分な内容を持っていると思われますが、それでも背伸びしたくなるもののようです。こんな事件は年に何度もみかけます。「軍事」は「プライド」に関係する部分が少なくないことを忘れないようにしましょう。
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